アルファベットを確実に伝える - 通話表
はじめに
電話のような音声通話でメールアドレスなどを正確に伝えるのは難しいものです。 アルファベットには似ている音の文字が結構あって、言い間違い・聞き間違いが起こりやすいからです。
そんな言い間違い・聞き間違いを防ぐ先人の知恵として、通話表があります。 有名なものとしては、北大西洋条約機構のNATOフォネティックコードと呼ばれるものがあります。 NATOフォネティックコードが具体的にどんなものかは、次のリンク先ページのPDF文書より確認できます。
NATO - Declassified: The NATO phonetic alphabet – Alfa, Bravo, Charlie..., 20-Oct.-2016
もっとも、NATOフォネティックコードにはなかなか使わない単語も含まれます。 そのため、日本人同士でのビジネスで用いるなら別の表を新たに用意するのが望ましいです。 そこで比較的名の知られている国名・地域名・都市名からなる、自分自身の業務に役立ちそうな表を作成しました。
通話表
| 文字 | 使用する言葉 | 日本語表記 |
|---|---|---|
| A | America | アメリカ |
| B | Brazil | ブラジル |
| C | Canada | カナダ |
| D | Denmark | デンマーク |
| E | England | イングランド |
| F | France | フランス |
| G | Georgia | ジョージア |
| H | Honolulu | ホノルル |
| I | Italy | イタリア |
| J | Japan | 日本(ジャパン) |
| K | Kyoto | 京都 |
| L | London | ロンドン |
| M | Mexico | メキシコ |
| N | Napoli | ナポリ |
| O | Osaka | 大阪 |
| P | Paris | パリ |
| Q | Quebec | ケベック |
| R | Russia | ロシア |
| S | Spain | スペイン |
| T | Tokyo | 東京 |
| U | Ukraine | ウクライナ |
| V | Viet Nam | ベトナム |
| W | Washington | ワシントン |
| X | Xi'an | 西安(シーアン) |
| Y | Yokohama | 横浜 |
| Z | Zurich | チューリッヒ |
使い方
たとえば私のはてなID[fujinezu]を上の通話表で案内する場合、次の順で伝えます。
これなら間違いなく伝わります。
なお、上の表ではGをジョージアにしていますが、観光で有名なグアム(Guam)にするのもよいでしょう。 同様にUのウクライナを上野(Ueno)にしてもいいでしょう。 また、Xの西安、Zのチューリッヒは説明が必要になりそうなら、X線(X-ray)、ゼブラ(Zebra)などと伝えましょう。
日本語の文字を確実に伝えたい場合は
氏名やモノ・場所の名前など、日本語の言葉を音声で間違いなく伝えたい場合には、 総務省の無線局運用規則 別表第五号 通話表なるものが役立ちます。
https://www.tele.soumu.go.jp/horei/reiki_honbun/a723930001.html
上のリンク先にある通話表には、仮名を間違いなく伝えるための言葉とその使用法が記されています。
参考まで、通話表からア行とその対応する言葉だけを抜き出すとこんな感じです。
| 文字 | 使用する言葉 |
|---|---|
| ア | 朝日 |
| イ | いろは |
| ウ | 上野 |
| エ | 英語 |
| オ | 大阪 |
六本木と伝えたい場合は、次のようになります。
- ローマのロ
- つるかめのツ
- 保険のホに半濁点(゜)
- おしまいのン
- 切手のキに濁点(゛)
総務省令の通話表もビジネスで使うには微妙なところがややあるので、よりわかりやすいものに変えるとよいでしょう。